ガキが路上でしゃがみこんでいじけている写真+「あの日から、パパは帰ってこなかった」のキャッチコピー。 これくらい現実を無視している感情的なポスターはないだろう。 左翼ファシズムの到来を感じて吐き気がする。
1.パパは、とあるが、実際には?
自衛官の平均年齢は33.2歳である。 実際に父親(第一子出産時)の平均年齢は32.0歳である。つまり、戦前でもそうだが、戦争で父親を亡くす子供には父の記憶がない、というのが普通のようではないかと思うのだ。 このポスターは事実がだいぶ歪曲しているわけだ。それに平成24年には女性自衛官は5.5%を超える比率となった。 それを無視していいのか?
2.自衛隊は危険で死ぬ確率が高いのか?
自衛隊は世界で唯一、生命保険に入れる軍隊である。 一般的には世界の軍隊は危険という理由で、民間の生命保険に加入することは出来ない。 そもそも、危険だから軍人が死ねば国が補償するというのが一般概念。それを自衛隊を貶めて、十分な金も払わず、こき使っているのは左翼の諸君である。 その代表といえばピースボートの辻本清美議員によるピースボートが好例であろう(ピースボートは海賊対策での海上自衛隊派遣に反対していたにも関わらず、2009年の第66回目の地球一周航海の際、ソマリア沖・アデン湾を航行中に海上自衛隊の護衛艦による護衛を受けていた。 by wikipedia)
3.子供を使う政治主張はいかがなものか?
子供が自分から「集団的自衛権には反対です」といっているならいざ知らず、大の大人が子供使って政治主張をすることには不快感を覚える。 こんなことしてる間があったら、国会での党勢拡大に努めるべきで、その上で国会で自民党と論戦すればよい。 民主主義で選ばれた公平に選ばれたのが議員であれば、それは議会で主張を展開し、議論するのが本筋であり、ファシズム的に国民あおるのが仕事ではない。
さらに言えば、徴兵制なんてありっこないのである。戦争で頭数が勝敗を決める時代は終わった。 そもそも徴兵制は近代フランス軍が始めたものだ。 そのフランスでさえ21世紀を待たずして徴兵制を廃止した。なぜか。 現在の戦争は高い士気を持った少数の兵士によって行われるためである。 また、兵器の技術的高度化に伴い、徴兵で集められる程度の低いボンクラ兵隊では戦争が出来ないのも現実だ。
個人的には、徴兵制は賛成である。 国家に奉じるという意味を理解しないで参政権や被選挙権は無条件に与えられるべきではないと考えるからだ。 特に政治家になるものはその精神を学んでいただきたい。 もっと言えば、軍隊がイヤなら、介護や消防、警察など、国が必要とされているか、国家が提供するサービスから各種を選べるようになっているとよいと思う。 徴兵制というよりは、国民奉仕制度、とでも言ったら良いか?
衆愚政治の嚆矢となるポスターは撤去されるに限る。 共産党のほうがまともで根性があるし、紳士である。
こっちの方がふさわしい。
「あの日から、パパは帰ってこなかった」に賛否 センセーショナルポスター作ったのは社民党
J-CASTニュース 7月17日(木)18時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000002-jct-soci
集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈が閣議決定された今も、反対意見を唱える人は大勢いる。
そんな中、社民党が集団的自衛権に反対するポスターを発表したのだが、センセーショナルなデザインにネット上は賛否両論で盛り上がっている。
■路上でしゃがみ、うつむく少年の写真
「あの日から、パパは帰ってこなかった」
話題になっているポスターは、路上でしゃがみ、うつむく少年の写真とともに、こんな言葉が大きく書かれたものだ。言葉の下には小さく「こんな未来はあまりにも悲しい」とも書かれている。
ポスターの下半分には「今、集団的自衛権にNOを」という文、そして社民党のロゴが入っている、というデザインだ。
このポスターは2014年7月16日に発表され、画像付きでジャーナリストの田中稔さんがツイートしたり、朝日新聞が取り上げるなどしてネット上に拡散されていった。
「集団的自衛権が、戦争に参加して死ぬことがあることを表した、わかりやすいポスター」「こんな子どもを生んでしまう政治は間違っている」「パパだけじゃなく、我が子とか、兄弟とか、恋人とか。自衛隊だけで足りなくなって、徴兵制になったらと思うと、これは非常にありえる」などポスターを支持する書き込みがある一方で、「ちょっと扇動が過ぎる。このセンス好きじゃないな」「子供に主義主張を代弁させる政治家ってどうよ」「曲がった伝え方しないで、真実に沿った反論してください」など批判する書き込みなどがあり、盛り上がっている。7月17日正午すぎには「パパは帰ってこなかった」がツイッタートレンド入りした。
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「自衛隊の方が亡くなることもありえるとイメージできるコピーにした」
社民党によると、このポスターは愛知・江南市議会の山としひろ議員と、東京・豊島区議会の石川大我議員を中心とした、社民党の若手地方議会議員のグループが制作した。写真の少年は党所属議員の子供で、デザインや撮影、コピーの考案までこのグループで行ったという。
「パパは帰ってこなかった」というコピーの意図については、「集団的自衛権は今問題になっているが、具体的なイメージがわかない人も多い。具体的に、自衛隊の方が亡くなることもありえるとイメージできるコピーにした」とのことだ。
山議員は7月17日のブログで、
「今回のポスターは刺激的と思われるかもしれません。しかし、アンリアルな集団的自衛権の議論によって、リアルな戦場に直面させられるのは、自衛隊であり国民です。命に関る問題です。人が殺されるのも殺すこともない日本でありたい−平和国家の道を完全に逸脱する政権の動きにNOを突き付けましょう」
と、ポスターに込めた思いを語っている。
過去にも、社民党が制作したポスターが物議を醸したことがあった。
13年4月に発表したものは、東日本大震災で損壊した福島第1原発の原子炉建屋の写真を背景に、「強い国よりやさしい社会」とのコピーが入ったポスターで、「福島を踏みにじっている」などの批判が寄せられた。