いじめの問題は根が深い。 本人が辛くても加害側は「遊んでいるだけ」と言い逃れるし、学校や先生等の体制側が理解してくれるとは限らない。 良くてもケンカ両成敗で自分も相手と同じように先生に吊し上げられる。
本当に問題化しようとしたらランボーではないが、自分のクラスはおろか担任や学校全体、時には親でさえ敵に回して戦う覚悟がいる。
小学校の低学年なんて、ガキは残酷だから異なるものを持つものをいじめの対象として排撃する。自分はいわゆる元祖キラキラネームという変わった名前でありそのことをネタにイビリ倒された口である。
小学校6年生のクラス担任に「君が我慢したら全て丸く収まる」、「家庭の問題」とか言われて悔しい思いをしたことは40年以上経つ今でも変わらないし、昨日のことのように思い出される。 ホームルーム時間に前に出されてクラス全員の前で吊るし上げられたことは心に深い傷を残した。
自分は幸い体格、力に恵まれたので、いじめた奴、バカにした奴(時には上級性すら)は追いまわして半殺しにするまで鉄拳制裁をした。 今なら問題になるだろうし、自分の頃でさえ問題にはなった。 しかし、ここで主張を止めることは自分が許せない、という思いがあって制裁を続けた。性別関係なく、相手が泣くまで暴力をふるったことは後悔をしていない。しかし、ここまでの強靭さを発揮できる子はいないだろう。 仲間はずれという集団制裁に耐えられないからだ。 そうなったら引き篭もるしかない。自殺した彼のことを思うと我がことのように辛い。
これはいじめられた者にしかわからない。 いじめを避けるために集団に入れるものはいい。 しかし名前とかどうしようもない問題では逃げ込む先はない。戦うしかなかった。 いじめをなくすなんて世迷言だ。 いじめられたら周囲が理解することもあり得ない。 折れない心を持つこともあり得ない。 どうしたらいいかなんて、自分にしかわからない。 キツイことだが自分で解決できなければ、相手への最後の復讐方法は自分の命と引き換えに相手の将来を潰すことだろう。 いじめで自殺した幾多の魂よ、貴君らは誇りを持たれたし。 貴君らの名誉は永遠なり、と思う。
「君が我慢したら全て丸く収まる」 いじめ被害生徒に対する教員暴言はあったのか
J-CASTニュース 7月18日(水)19時32分配信(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000004-jct-soci)
滋賀県大津市の市立中学2年の男子生徒が2011年10月に自殺した問題で、同じ学校に通っていた女子生徒の重大証言をテレビ朝日が放送した。
いじめを受けた生徒から直接相談を受けた教員が、「そんなんどうでもいい」「君が我慢したら全て丸く収まる」と言い放ったというのだ。本当だとすれば、大変な問題発言だが、こんな会話が実際に交わされたのだろうか。
■「生徒第一じゃなくて自分の方が大切という先生が多いですよ」
問題の証言を放送したのは、2012年7月16日放送の情報番組「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)だ。
番組では自殺した生徒と同じ学校の卒業生で、問題発生当時中学3年生だった女子生徒にインタビューしている。その中で、「いじめられてる子が直接(先生に)言ったらしいんですよ。いじめの相談なんですけど、『僕こうこうされてるんです』と。でもその先生の態度は『そんなんどうでもいいから。君が我慢したら全て丸く収まるから』と」と話したのだ。
女子生徒はほかにも「先生は生徒第一じゃなくて自分の方が大切という先生が多いですよ」「周りの子らが、いじめられてた子が毎日アザだらけで不信を抱いているのにそこでなぜ担任が出て行かなかったのか」など、学校に対し厳しい口調で証言した。
この学校の校長は7月14日の記者会見で、生徒から「いじめがある」との通報があったことは知っていたが、「いじめの認識はなかった」「残念ながらこちらの方が気が付いてなかったんですわ」などと話していた。自殺した生徒に話を聞いたとき「大丈夫だ」と答えたのが理由だという。
しかし女子生徒の証言が事実だとすると、自殺した生徒は教員に相談していたことになる。しかも、事実を隠ぺいし、生徒側に責任があるかのような発言は許されない重大な問題だ。
■市教委から回答得られず
「我慢したら丸く収まる」というような発言は本当にあったのだろうか。大津市教育委員会に確認しようとしたが、7月18日19時現在、回答は得られていない。
問題の発言があったかどうかは確認できなかったが、これまで市教委が公表している生徒を対象にしたアンケート結果でも、「先生が見て見ぬふりをしていた」という回答もあり、生徒の不信感は増している。
もっとも、女子生徒の発言は伝聞に基づくもので、ただちに真実とは言えない。しかし、内容が重大なだけに、市教委や学校はきちんと調査すべきだろう。
教育長はなぜ「家庭の問題」強調するのか 自殺生徒の父親は「責任逃れ」と激怒
J-CASTニュース 7月18日(水)19時52分配信(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000007-jct-soci)
中2男子生徒の自殺について、滋賀県大津市教委の沢村憲次教育長が、「家庭の問題もある」と何度も強調したことが物議を醸している。個人情報保護の絡みもあるとして、その具体的な内容を明かさないため、様々な憶測を呼んでいるのだ。
男子生徒の父親が市教委などに損害賠償を求めた訴訟では、越直美市長の考えをくんだ市側は、2012年7月17日の第2回口頭弁論で和解する方針を示した。つまり、いじめと自殺との因果関係を認めるということだ。
■自殺生徒が家などのお金を勝手に引き出したことに関連?
ところが、沢村憲次教育長は、この日の会見で、因果関係は分からないと従来の主張を繰り返し、いじめ以外に「個人的、家庭的な要因もあったと、学校から聞いている」とさえ主張した。しかし、具体的な内容は「個人情報」だとして明かそうとしなかった。
これに対し、父親はマスコミの取材に怒りを露わにし、「責任の所在をすり替えようとしている」と批判した。ネット上でも、沢村教育長の発言を非難する声が相次いでいる。
「家庭の問題」について、1つ考えられることは、自殺した男子生徒が父親や親戚のお金数十万円を勝手に引き出していたとされることだ。報道によると、父親が叱ったところ、男子生徒は「ゲームに使った」などと泣いて謝るだけだったという。
■金銭要求受けてなら、家庭問題でない
ところが、いじめたとされる加害生徒3人から、度々金銭要求があったとも報じられている。とすると、男子生徒がお金を引き出したことは、「家庭の問題」だと単純に言えないことになる。
ネット上では、ほかに憶測もいくつか流れているが、今のところ根拠が不明な情報ばかりのようだ。
今回の問題について、事情を知っていると思われる大津市議に取材すると、ある市議は、「いじめがまったく関係ないということもないが、もっといろいろな要因が重なったと思う」と教育長と近い考えを示した。そのうえで、「警察が捜査に入っているので、今はそれに任せたらいいのでは」と話した。
一方で、別の市議は、教育長の発言に疑問を呈した。「いじめが重要な要因になったことは間違いないはずです。『家庭の問題』を言っても、そのことは変わりませんよ。言うとむしろ、責任逃れに見えるだけだと思います」と言っている。