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昨今、自転車のマナーが悪く、事故が多いので規制を強化すると言うことは有名事実である。 もともと、道路交通法には自転車に関する規程の明記があったのだが、警察庁が取り締まりサボっていただけで、行政もそれいいことに自転車交通のインフラを道交法に沿って正しく安全に使用できるよう整備しなかったツケが回ってきているだけだ。
福岡市は街の規模から、自転車での移動が便利であり自分の故郷でもあるので自転車事情はよくっているつもり。
今朝のNHKのニュースで福岡の自転車事情を取材したことを報道していたが、かなり歪曲されていて怒りに近い感情を覚えた。 受信料を取っておきながらこんなことをするのであれば、受信料は払いたくない、と思った。
問題点
1.自転車の運転マナーの悪化は近年の問題だが、昔から長年の問題だったのは駐輪マナーの悪さではなかったか?
天神地区など繁華街で問題になっているのは、無差別といってもいい駐輪のおかげで歩道やせまい路地が使えなくなる状況の方が深刻な問題であったはずだ。 この問題を取り上げないで、自転車の通行がしづらい点だけを取り上げたのは恣意的な問題のすり替えである。
2.行政が正しく自転車に通行環境を整備してこなかったのは事実だが、やっていなかったわけではない。
国道202号線などの片側2車線以上の車道には、2輪交通を示す白線がきちんと引かれており、自転車が車道を走れない状況はない。 ただ、側溝とほぼ重なるので、事実上使えないが故に歩道を自転車が走ってしまう、という行政の問題であり、これを取り上げるべきではないか。
3.カメラを積んで車道を走った記者は道路交通法を違反し、しかも恣意的に自転車では車道を走れない状況を演出した。
この記者は道交法を知らないらしく、設定されている2輪通行帯の白線の外側を堂々と走行していた(道路交通法違反!)。
また、バス停なんか、どこにあるかは見えるはずなのに、バスが方向指示器で左に寄ることを周囲に合図しているのに、バスの左後ろにつくと言うことをした。 道交法では、左の方向指示器を出している車両が前に居る場合には、徐行して距離を必要以上に詰めないはずではないか?
また、車両脇のすりぬけは、車両が停止していれば問題はなく、「危ないですね」というコメントは「狭いところをママチャリですらまっすぐ走れないほど自分は自転車乗りが下手なんです」と公言しているも同様である。個人的な見解では、オーバー1リッターのバイクでもすり抜ける位の余裕があった(自分は自動2輪大型免許を持ってます。さらに言えば限定解除で自動2輪免許を取得している)。
こんな偏重報道を故意に流しているNHKは民営化した方がいい。 少なくとも、公共放送を名乗る価値はない。