2019.04.08 Monday
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■ ハイブリッド版「アウディA6」日本上陸 アウディジャパンは2012年9月24日、プレミアムミディアムセダン「A6」にフルハイブリッドシステムを搭載した「A6ハイブリッド」を日本に導入、同日販売を開始した。 |
エンジンおよびドライブトレーンは、アウディならではの縦置きを踏襲。駆動方式はFF。リアアクスル上に駆動用バッテリーを搭載する。 | ■2リッター直4エンジンとモーターの組み合わせ エンジンの“ダウンサイジング”やトランスミッションの効率化、ボディーの軽量化などにより、積極的に燃費向上を図るアウディが、さらなる低燃費を目指し取り組むのがハイブリッド技術だ。それに伴ない日本に導入されるのがこの「A6ハイブリッド」である。 アッパーミディアムクラスのボディーに、211ps/35.7kgmの2リッター直列4気筒直噴ターボと、54ps/21.4gkmの電気モーターを搭載。システム合計では245ps/49.0kgmを達成する。6気筒エンジン並みのパワーを、8段オートマチックにより前輪に伝える。 トルクコンバーターの代わりにクラッチと電気モーターからなるハイブリッドユニットが搭載され、モーターはエンジンのアシストや、制動時のエネルギーを回収する回生ブレーキとして機能する。 さらに、モーターだけで走る「EVモード」にも対応。EVモードでは、最高100km/hまでスピードを上げることができ、また、60km/hの定速なら最大3kmのEV走行が可能である。 容量1.3kWhのリチウムイオンバッテリーはラゲッジスペース下に搭載。そのぶん、通常のセダンに比べてラゲッジ容量は減少するが、それでも375リッターの広さを確保。リアシートを倒せば最大850リッターまで拡大することができる。 ハイブリッドシステムの運転状況は、メーターパネル内のディスプレイやダッシュボード中央にある“MMIモニター”により確認が可能。気になる燃費は13.8km/リッター(JC08モード)を達成する。 装備は、LEDヘッドライトと電動ガラスサンルーフを標準装着するほか、オーディオとカーナビを統合した「MMI」やBOSEサラウンドサウンドシステム、レザーシート、4ゾーンオートエアコンなど、プレミアムミディアムセダンにふさわしい内容を誇る。 価格は690万円で、「A6 2.8 FSI クワトロ」(610万円)と「A6 3.0 TFSI クワトロ」(835万円)のギャップを埋める存在となる。 アウディジャパンは、このA6ハイブリッドに続き、「Q5」や「A8」にもハイブリッドモデルを追加する予定だ。ハイブリッドレーサーで2012年のルマン24時間を制したアウディが、市販車でもハイブリッドのイメージを強めたい考えだ。 (文=生方聡) |